弓道において手汗で握りが滑りやすい・角見が痛い時は [弓道中級者から上達]
■緊張で手汗をかいてしまう
弓道は弓を持つものですが。
練習試合や大会当日などでどうしても
手汗をかいてしまう人はいます。
アナタも、その一人ではありませんか?
手汗が出てしまうということは、
持っている弓を上手く握ることが
できないということですね。
その結果、矢を満足に射ることもできない。
だから、滑り止め対策として
筆粉
(ふでこ)
を使う人は多いです。
これを使うと、手汗の人でも弓を
握る時に滑らずに済むのですが。
その代わり、角見が痛くなる時があります。
一応分からない人のために言いますと、
角見とは左手親指の付け根のことです。
それを利かすというのは、
角見で押手の親指の付け根を働かせて、
弓の握りに捻りを加えることです。
●本来は筆粉は使わない方が良い
本当は筆粉を使わないほうが良いのです。
弓道の先生や範士をはじめとする上級者は
筆粉などを手に付けることはありません。
とはいえ、高校生や若年者は
手汗をかく人が多いです。
なのでどうしても汗で握りが滑りやすいものです。
だから筆粉もそうですが、天弓パウダー、
イカ粉やチョークを手に塗る人もいます。
しかし、筆粉は藁灰ですので手が汚れます。
一方で、天弓パウダーは白い粉
ですので手も握りも汚れません。
また天弓はパウダーとローションを好みで
配合して使うものなので
自分に合った配分で使う事が出来ます。
ただ、可能であれば練習でも
大会本番と同じ状況で引くことが大切です。
本番の時だけ何かをするというのは
いつもと違った条件になってしまいます。
なので、使うのなら普段から使いましょう。
●正しい角見の働きとは?
さて、角見が痛い時は、当然ですが
満足にど真ん中を狙うこともできません。
それは、アナタが現時点で
正しい角見の働きをご存じでないからです。
これが分かっていないと、
上押しやベタ押しになってしまう恐れが
ありますので要注意です。
上押しやベタ押しになってしまう
という悩みはよく聞きます。
それは、余計なことをやってしまっている
ことが主な原因です。
そこで、角見の働きを理解して、
間違った動きをしてしまわないように
するための感覚のコツを知ってみませんか?
結果的に、角見が痛くなることは少なくなり
矢を的のど真ん中に射ることも
不可能ではなくなりますからね。
大会本番でも堂々としていられて、
上級者(五段)になれるチャンスです。
⇒弓道上級者を目指す
(当ブログのトップへ)