弓道の四段だけど矢が思い通りに飛ばない時は [弓道中級者から上達]
■四段になっても矢が変な方向に
弓道の練習を日々行っていると、
時には躓き壁にぶつかるコトが必ずあります。
その典型的な例が
矢が思い通りに飛ばない
ということはよくあることです。
アナタも今、まさにそのような
状態ではありませんか?
しかもこれは、弓道を初めて間もない
初級者(入門者)に限った話ではありません。
中級者、すなわち三~四段の人でも
同じことが言えるのです。
では、具体的にどんな状態に
なるのかと言いますと。
例えばこんなことはありませんか?
・日によって矢が前に飛んだり
・掃き矢が多かったり
・まっすぐ飛んだり
という、とにかく何故か矢が色々な
方向に飛んでしまうのですよね。
もしかしたらアナタは、その日によって
調子が悪いとか体調が関係していると
お考えになられたかもしれません。
確かに日々の体調管理は大切ですが。
ちょっとやそっとで矢が不安定になるなら
それ相当の理由があるハズです。
●どんな上級者でも同じ射は飛ばせない
基本的に、弓道の修練のためには
・正しいことを数多く行う事
が大切です。
ただし、それを自分だけで正しいと
判断することは意外と難しいものです。
自分では正しいと思っていても、
傍から見ると正しく出来ていないのです。
これは、三~四段という中級者の人に
限ったことではありません。
弓歴が長い上級者にも言える事です。
ある弓道場の師匠はこう言いました。
「一生の間に何百万も射しても同じ射は決して飛ばせない。
それだけ同じように引くという事は難しいものである。」
当然ですよね、2回以上射て、
全く同じ軌道の矢を飛ばせたなんて
証明しようがありませんから。
でもだからこそ弓道は面白いのですが。
●狙いをつける時の2つのNG動作
「毎回射て全く同じ軌道の矢は打てないのはわかりました。
ただ私は中級者として思い通りの矢を射たいんです!」
そうですよね、同じ射は存在せずとも、
的のど真ん中はできるだけ多く狙いたい。
それがお望みだと思います。
ですが、先ほども少し申し上げましたが、
本人は正しいと思い込んでいることでも
知らず知らずのうちにやってはいけない
事をしてしまっている場合もあるのです。
実は、狙いをつける時にやってはいけない
2つのNG動作があるのをご存じでしたか?
言い換えれば、
その2つのNG動作に気を付ければ、
狙った位置に矢が飛ばない悩みを
解消させる方法でもあるのです。
的を見るときの目の使い方と
腕の使い方には注意が必要です。
そのNG動作をやってしまうと
・狙いが後ろについてしまったり
・弓手の見え方が変になり狙いもおかしくなる
ということになってしまいます。
それを正すやり方があるのです。
毎回全く同じ射を飛ばすことはできずとも
自分の思い通りに矢を飛ばせるようになれば
五段以上の上級者を目指せるのも夢ではありません。
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